プログレスM-27M補給船の失敗、ロケット第3段と補給船との共振による異常分離が引き金に [sorae.jp]

 発表によると、事故から得られたデータや、実機を使った実験の結果、プログレスM-27Mと、それを打ち上げたソユーズ2.1aロケットの第3段機体とが結合した状態における動特性に問題があり、プログレスM-27Mのロケットからの分離が正常に行われなかったことがわかったという。

 この言葉はおそらく共振のことを指していると思われる。ロケットの第3段とプログレスM-27Mが結合した状態において、何らかの理由で振動が始まり、それが両者が結合された状態での固有振動数と一致していたことから振動が増幅され、その結果両者は異常な分離に至ったと考えられる。またロスコスモスの発表には記載されていないものの、おそらくはこの異常分離によってプログレスM-27Mの機体が損傷を受け、制御不能に陥ったと思われる。

ほええ、なんと共振ですか…。当然振動試験はやってるんじゃないかと思いますが、複合的な条件で発動してしまったんでしょうかね。いやほんと、これが有人で起きなくてよかったです。