ロケット開発もマーケティング重視で JAXAの新型基幹機「H3」は「顧客の声が第一」 [ITmedia]

 エンジンは第1段に新型エンジン(推力150トン)を2基か3基、第2段に従来のエンジンの改良型(推力14トン)を1基搭載。それぞれ、安全性と低コストを両立できるという独自の「エクスパンダブリードサイクルエンジン」を採用する。新型エンジンの設計時には最先端の数値シミュレーションを活用し、実際のエンジン稼働試験を行う前に問題をつぶしておけるようにする。新型エンジンの設計のめどは付きつつあるという。

 種子島宇宙センターの射場設備はH-IIBと同じものを流用できるようにした。これまで、受注から打ち上げまで2年、打ち上げ間隔は2カ月、組み立て作業に1カ月かかっていたが、それぞれ半減を目指し、年間6回打ち上げられるようにし、柔軟な打ち上げスケジュールが組めるようにする。

射点の改修はこれを読むと小規模で済みそうですね。LE-5B-2からの改良点としては推進剤タンク増強にともなって燃焼時間が長くなるのでその対応。SRBはモーターケース製造に米企業ライセンスを使用しているところを国産化、またシングルロンチへの集約など。ロケットの全高は高くなりますが、会見の様子を見るとどうやら発射台の据え付け位置を低くすることでVABに収まるようになってるようです。

H3ロケットに関する記者説明会 - ただいま村]

こちらも今村さんが詳細にレポって下さっているので是非。