首相は辞任を―47%、続けてほしい―40% 本社調査 [朝日]

自民の大敗について、原因が「安倍首相にある」と答えた人は34%、「そうは思わない」は59%。自民が議席を減らした一番大きな理由を三つの選択肢を挙げて聞くと「年金の問題」44%、「大臣の不祥事」38%、「格差の問題」12%の順だった。

一方、民主が議席を増やした理由では、「自民に問題がある」が81%に達した。「政策に期待できる」は9%、「小沢代表がよい」は4%にすぎない。民主そのものへの評価というより、自民に対する批判の受け皿として議席を伸ばした面が強いといえそうだ。

民主に何を期待するかでは、「与党の政策を改めさせる」が37%と多く、「政権交代を実現する」は25%、「期待していない」は33%だった。

衆院の解散・総選挙の時期を聞くと、「急ぐ必要はない」という人が54%と半数を超えた。「できるだけ早く」は39%で04年の前回参院選直後の42%をやや下回った。

首相続投に賛否二分、評価44%評価せず45%…読売調査 [読売]

自民党議席を大幅に減らした理由(複数回答)では、「年金」が67%でトップ。次いで「政治とカネ」(58%)、「安倍首相の政治姿勢や指導力」(47%)だった。民主党議席を大幅に増やした理由(同)では、「安倍首相や自民党への批判」68%が1位で、大躍進の要因を“敵失”とみる人が多いことがうかがえた。「政権交代への期待」が39%で2位だった。

衆院で与党が、参院では野党が過半数を占める「ねじれ」により、国政が停滞するのではないかという不安を感じるかどうかでは、「感じる」が計51%、「感じない」は計42%だった。

今回の結果を受けて衆院の解散・総選挙をできるだけ早く行う方がよいと思うかどうかでは、「急ぐ必要はない」が53%、「できるだけ早く行う」は42%だった。国民の多くが選挙結果を冷静に受け止め、今後の首相の対応に注目しているようだ。

民主党政権担当能力については、「ない」(46%)が「ある」(36%)を上回った。

朝日、読売の世論調査の結果が上がってますが、傾向としては概ね相似しているようです。 自民の敗因は批判票が集まったためという事と、民主については様子見の傾向が見て取れますね。 これを見る限りまさに今回は「お灸を据えた」という感じです。 自民は今後の政権運用でどれくらい持ち直せるか、また民主は参院第一党になったことで逆にどれだけ党内を纏め上がられるかが注目です。