観測ロケット公開 理工学実験5種類実施 25日早朝打ち上げ 鹿児島内之浦 [西日本新聞]

 宇宙航空研究開発機構は23日、鹿児島県肝付町内之浦宇宙空間観測所で25日午前5時に打ち上げ予定の観測ロケットS520の25号機を報道関係者に公開した。2009年8月に打ち上げ予定だったが、実験装置の不具合などで延期していた。内之浦からの打ち上げは約2年ぶり。

 S520は約8メートル、直径52センチで、先端部に実験装置を搭載。高度100キロ以上の宇宙空間を飛ぶ約6分半の間に、5種類の理工学実験を行う。

 中心的な実験ではアルミを薄く張った幅3センチで厚さ0・1ミリ以下、長さ約300メートルのテープを折り畳んだ状態から約90秒の高速で展開する。

 宇宙機構によると、テープに電流を流したときに地球の磁気との相互作用で生まれる力を、人工衛星の姿勢制御などに生かす基礎技術の取得が期待される。将来的には、役目を終えた衛星を大気圏に突入させて燃やす装置に使うなどの応用が考えられるという。

いよいよ25日未明に打ち上げ。本当に久しぶりですね。。

No.1457 :内之浦 S−520−25号機 [宇宙作家クラブ ニュース掲示板]

(※この25号機の打ち上げは機器の不具合で延びた後、レーダーに落雷に落雷があって再延期していた)

なかなか実施されなかったのはこれのせいでしょうか。種子島でも昔落雷でコンピュータが吹っ飛んだという話がありましたし、あの辺りは大変ですね。速報値は打ち上げ2時間後ぐらいで出るそうです。

静岡の大学院生、遊泳中に不明 鹿児島の海岸 [朝日]

ここへきて残念なニュースが。

 22日午後0時40分ごろ、鹿児島県肝付町(きもつきちょう)南方の海岸で、遊泳中だった静岡大の大学院2年三輪周平さん(23)=浜松市=の姿が見えなくなった。県警肝付署や志布志(しぶし)海上保安署などが捜索している。

 肝付署などによると、三輪さんは同じ大学の後輩男性と2人で、沖合約40メートル付近を泳いでいた。この男性は自力で陸に上がり無事だった。

 2人は、25日に同町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げ予定のロケットを使う実験のため、指導教員とともに19日から町を訪れていた。22日は休みだったという。

打ち上げ隊として訪れていた方が水難に遭い、その後遺体で発見されたそうです。これは無念すぎる… 是が非にも実験に成功して欲しいですね。